パーキンソン病の歴史

イギリスのジェームズ・パーキンソンによって、1817年に、「振戦麻痺に関するエッセイ」で「振戦麻痺」と呼ばれる病気について初めて報告されました。


その後、19世紀後半にフランスの神経内科医である、ジャン=マルタン・シャルコーが、この「振戦麻痺」と呼ばれていた病気を、ジェームズ・パーキンソンの名を冠し、「パーキンソン病」と命名しました。

また、シャルコーは、振戦症状がみられないタイプのパーキンソン病についても言及しています。


1919年には、パーキンソン病の原因が、中脳の黒質にある事が発表されました。 


1957年に、スウェーデンのルンド大学のアルビド・カールソンらにより、ドーパミンが神経伝達物質として実証されました。 


1960年には、ドーパミン濃度が、パーキンソン病患者の線条体で、とても少なくなっていることが発見されます。


翌1961年に、レボドパを投与することによる有効性が証明され、レボドパ治療は、パーキンソン病に有効な治療法として、広く行われることになっていきました。


ちなみに、アルビド・カールソンは、2000年にノーベル医学賞を受賞しています。


また、ジェームズ・パーキンソンが生まれた日である4月11日は、「世界パーキンソン病の日」ツォして、世界各地で様々なイベントが行われています。

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